走ってきてブレーキを使わずに体の体重移動とひねりだけで回転して戻る技です。特に意味ない技のようですが360やRampの540TailTapの入りの感覚をつかんだり、フェイキーの練習をする時に役立ちます。 　うまく180°回りきれていないとリムに横方向の負担が凄いかかるのでスポークは締めておく。タイヤも横方向の力が加わりぶれるので空気圧は高めにしておく。ブレーキは特に使わないのでなくても利かなくてもよい。 　似たような技がMTBのトライアルにありますが、BMXの場合一般的にブレーキは使いません。ブレーキを使わずにやる事でスピードを殺さずに「流れるように」決める事ができます。ブレーキを使ってカクカク回るとなんだかダサいでので、あまり良くないです。 　回る方向がどちらが得意なのか分からないという人は、自分の普段のスタンスが分かれば簡単です。左足前の人は時計回り、右足前の人は逆です。でもこれは一般論ですので、中には逆足の方が得意な人もいます。逆足の場合普通よりもできるようになるまで時間がかかると思います。 　まずフロントタイヤを軸にして回る練習をします。はじめは歩くのよりも少し速い速さくらいでやるといいでしょう。走ってきたら回りたい方向にハンドルを45°程切って体重のほとんどをフロントにのせるような感じにし、首は回りたい方向にひねって足はペダルを意識して「引っ掛ける感じ」でまわしたい方向にひねります。目線はフロントタイヤの少し先です。これを一瞬で同時にやります。はじめは多分ほとんどの人は全然まわれないと思います。というか、びびってまわれないでしょう。だから少しずつまわれるようになるか、こけるの覚悟で一気に回ってみるかどっちかで練習してみて下さい。 　フロントを軸にして180°回れるようになったら次はリアを軸にして180°回ります。これはフロントを軸にして回ったスピードを利用して回ります。フェイキーの戻りと似ています。でも、フェイキーの戻りはクランクを回して足の位置を調整できますが、RockWalkの場合クランクは水平のまま戻るので少し難しいかもしれないです。 　完全に180°まわれたらフロントぎみだった体重を一気にリアにかけてハンドルを回りたい方向にきりながら体をひねり足を踏ん張ってマニュアルで方向転換するようにして一気に回ります。 　最初にフロントを軸にして180°回る時はタイミングが重要なのでグネグネ蛇行運転状態でハンドルを切るタイミングを見つけて下さい。 　目線が重要です。びびらずちゃんと見てないとこけます。 　これは速く助走つけてやって失敗するとかなり後頭部からこける確率が高いので引き際が重要。回れていないのにいつまでも粘ると危ない。 　フロントを軸にして回る時は足は伸ばしぎみです。回し蹴りを両足でする感じです（？） Movieを見る