レッジやランプのデッキなどに前タイアと後ろペグの2点を掛けるのがフィーブルです。ダブルペグやスミスに比べてとりあえず掛けるのはやりやすいですが、ランプの場合には一番戻りにくいグラインドです。最近では、後ろペグの代わりに後ろペダルを使うのも普通になってきました。 　後ろペグが付いていればそれでいいです。ペグがなくても、後ろペダルで代用できます。その場合は普通ブレーキを掛けることでペダルを止めるので、ブレーキは効けば効くほど良いでしょう。失敗するとチェーンやフレームを角にぶつけることもあるので気をつけましょう。 　ランプでのペググラインド全般に言えますが、スピードは意外と遅めで入ります。そして自分でしっかり踏み切って、前タイアと後ろペグを掛けたら滑っていく方向に意識を集中します。スピードが速くなるほど、強く踏み切る必要があります。でないとデッキ上に打ちあげられてしまいます。 　グラインドを維持するのに重要なのは、前タイアをできるだけコーピング沿いに走らせることです。特にランプでは前タイアが奥に入ってしまうと後ろペグが外れやすいです。 　フィーブルで一番つらいのは、戻り方かもしれません。一度しっかり飛ぶようにして戻らないと前輪が引っかかって危ない思いをします。最初は止まるまで滑ってから落ち着いて飛ぶのが戻りやすいと思います。慣れると、フィーブルからなら実はフェイキー戻りの方が楽な気がします。 　最初は怖いけど、とにかく前輪を浅く掛けられれば全てが楽になります。コーピングの上を走っても良いくらいです。街中の直角レッジの方がやりやすいので、そちらで先に楽しんでおくのも役に立つでしょう。 Movieを見る