コーピングにリアタイヤだけで乗ってて、フェイキーで戻る技。見た目以上に奥が深い技ですが、一応基本です。 　ブレーキないチャリの人は足でタイヤをロックしてブレーキかけてアブバカする人もいます。 　リアブレーキの効きをよくしておく。ノーブレーキの人やブレーキが効かない人は、気合や念力でリアタイヤをロックできるようにする。 　ランプでのアブバカをやる前に、ストリートでアブバカとフェイキーをできるようにしておく。5cmくらいの高さの縁石でできるようになればオーケーです。 　まず進入から。ランプへの進入はかなり大事です。ランプに対してまっすぐ、安定した進入を心がけましょう。進入速度は目標とする高さに登れる程度で十分です。いろいろな速さで進入してみて、最適な速度をみつけましょう。 　Rの上のほうまでまっすぐ、安定して登ってくることができたら、コーピングの手前でほんのすこしバニーホップします。5cmくらいの高さの縁石でアブバカをするのと同じです。このときリアタイヤがデッキの上に乗ってしまう感じでタップすることが大切です。デッキに「乗る」感じです。 　はじめはタイヤをコーピングに「押し当て」るだけの人が多いと思われますが、それだとタイヤがグリップせず、ずり落ちたり頭打ったりびっくりしたりするので危険です。デッキぎりぎりに「乗る」感じを身につけましょう。 　うまいこと乗れたらフロントタイヤが落ちないように踏ん張り、後ろにバニーホップしてフェイキーで戻るだけです。 　といってもこれが一番難しいです。せっかくここまで安定して出来ても、後ろにバニーホップしたときにバランスが崩れてしまっては、なかなかフェイキーに入ることが出来ません。左右の腕の力を均等にしてまっすぐ後ろにジャンプ。 　後ろへバニーホップする力の加減ですが、Rの立ち具合によりますが、大体ランプの高さが120cm以上のものだと殆んど後ろに飛ぶ力はいりません。120cm未満の小さいランプだと結構後ろに飛ぶ力がいります。ハンドルバーを軽く引く程度でフロントタイヤがコーピングに当たらないくらいが丁度いいと思います。ランプによっても違うのでいろいろ試してみましょう。 　あとはフェイキーで戻るだけ。きれいに降りてくると、思った以上に速いフェイキーになっていると思います。必要ならば「軽〜く」ブレーキをかけてスピードを殺します。ここでブレーキをロックしてしまうと見事バックフリップをメイクできますが、ここはアブバカの解説なので詳しくは述べません。完璧にここまでできたら、あとはフェイキーを戻ってニンマリ。おしまい。 　寝る前にアブバカを決めている自分をニヤニヤしながら想像する。ひたすら練習する。おしまい。 　注意：ヘルメット、パッド類は着ける。おしまい。 Movieを見る